事業承継に伴うリスクにはさまざまなものがありますが、事業承継の際によくあるトラブル例としては以下のようなものがあります。
・株式譲渡などを行なった際に、その他の親族から遺留分を請求される可能性がある
・事業承継時に資金が乏しいことが多く、融資なども受けにくい
・株式譲渡の際の税金の負担が重い
どのリスクも当事者となってしまうと深刻な問題となりますが、この中でも特に事業承継に伴う遺留分の問題はよくあるトラブル例として挙げられます。
遺留分とは、相続人が最低限受け取ることのできる相続分のことをいい、後継者に株式譲渡を行なった際には他の相続人が遺留分を請求してくる可能性があります。このような事態を防ぐために、後継者は遺留分権利者との合意をすることで、事業用財産や株式を遺留分の計算をする際の財産の対象から除くことができます。ただし、この合意をする場合には後継者は経済産業大臣の確認を受ける必要があり、本人が生きているうちの遺留分の放棄となるため、遺留分権利者は家庭裁判所の許可を得て遺留分を放棄する必要があります。
事業承継に伴うリスク
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