相続

相続とは、亡くなった方の財産をご家族などお世話になった方々に引き継ぐことをいいます。しかし、ただ単に不動産を相続人(相続を受ける人)が所有したり、銀行の預貯金を相続人に移動するだけでは相続手続きを完了させることはできません。例えば、不動産相続であれば。法務局に行って相続登記を行ない、第三者から見ても不動産の所有者が変更したことが分かるようにしたり、銀行の預貯金であれば、相続人同士で遺産分割協議を行ない、遺産分割協議書などの必要書類を作成したうえで銀行口座の凍結を解除してもらわなければならないからです。
また、相続財産が相続税法で定められている控除額を超えている場合には、相続税を期限までに納税する必要があります。納税予定の相続税をできるだけ節税したい場合には、被相続人がご存命のうちに相続税対策を行ないますが、相続税対策には時間をかけた計画とノウハウが必要となります。
このように、相続にはさまざまな手続きがあり、期限が決まっていた、手続きに時間を要するものもあるので、相続でお困りの際はお早めに税理士などの専門家にご相談することをおすすめします。