成年後見人制度とは

成年後見人制度は、認知症などの精神障害で物事の判断能力が低くなった方を法律的に保護する制度で、ご家族や専門家などが本人に代わって法律行為を行なったり、本人の法律行為に同意を与えたりするほか、本人が行なった法律行為が本人の利益を侵害するような場合にはその行為を取り消したりします。認知症などで物事の判断能力が低下し、成年後見制度の適用を受けることになった方のことを「成年被後見人」や「被保佐人」、「被補助人」といい、成年後見制度で本人を保護する方のことを「成年後見人」や「保佐人」、「補助人」といいます。成年被後見人等となった方々は、さまざまな法律行為の制限を受け、重要な契約などについては特に自分ひとりではできなくなります。例えば、不動産の売買などが制限される法律行為にあたります。選挙権については、以前は認められていませんでしたが、法改正により成年被後見人等となった方々にも選挙権が認められるようになりました。
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